出張で訪れるには最適な地・岩国
プレ・コロナと言うべきか、コロナ禍以前と言うべきか、ともかく2019年、出張で山口県岩国を訪れた。飛行機が岩国に着陸すると、機内から外は一切撮影するなというアナウンスが。陸に降り立つ前から米軍の影がずっしりとのしかかってくる土地だ。
しかしながらそこは旅。仕事も片付いた夜間に、ひっそりと岩国の米軍基地周辺まで徘徊してみた
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岩国はアメリカ海兵隊の街
岩国へのアクセスは飛行機が便利だ。空港と市街地の距離が非常に近い。空港は岩国錦帯橋空港となるが、観光名所の錦帯橋自体は結構遠い。地図を見ると分かるが、錦帯橋空港自体は超小さい。空港自体が、アメリカ海兵隊の基地に付属するような形だからだ。岩国に駐留する海兵隊の主要装備であるF18やF35は着陸時や離陸時にこれでもかというほど見る事ができるし、海兵隊関連施設の面積が非常に広いのは上空からでも視認できる。つまり、純然たる基地の街といって過言ではない。
今回はピンが刺さっている「アトム模型」あたりから米軍基地入り口までを夜間徘徊してみた。
■アトム模型
見るからに昭和の残像感ある模型屋。間口は結構広く、まだまだ営業している店であることが分かる。なんでも、ラジコン関連に関しては非常に有名で県外からも客が訪れるほどだそうだ。周辺の雰囲気と相まって、店自体が情景キットのような雰囲気を醸し出している。なお現在、店先はやや修繕したようでキレイになっている模様。
■Teaserz
真ん中の赤いネオン管の店「Teaserz」はハンバーガー屋だ。「かなりアメリカン」なバーガーだそうで、このときは夜営業もバッチリしていた。ちなみに、両隣の店は現在違う店になっている。意外と新陳代謝が活発なエリアなのかも知れない。
https://teaserziwakuni-609260.square.site/ サイトは全部英語
■タトゥーショップ
アトム模型からだんだんと基地に近づいていくと、英語のみ看板が増える。そしてタトゥーショップもどんどん現れてくる。これは横須賀はもちろん、コザなど他の米軍タウンでも同じ光景を見ることができる。大体のタトゥーショップの前にはカスタムされた90年代の日本車が止まっている。
■両替商
ドルを円に両替する店もゲート前商店街では定番だ。人通りが全く無い上に、岩国自体がかなり寂れているので、LAの少し外れたエリアのような妙な緊張感が漂う。はっきり言ってこの時間帯だけは日本では無いような雰囲気だ。
■YOLO
もともとはディスコやクラブが沢山あったと思われる岩国ゲート前地区。今でもその残滓を確認することができる。人通りは無く、静かなのに煌々と輝くメキシカンな雰囲気の店先が目立つ。果たして客は入っているのだろうか。
■REX
夜だというのにガッツリ営業してるこのお店はワッペン屋。基地のゲートにかなり近づいているので、払い下げのサープラスショップや、軍装関連の店もいくつか点在しているようだ。この飾り気の無い看板も、他ではなかなか見ることのできない緊張感のある面構えだ。
■ゲート
というわけで、20分ほど歩いて米海兵隊基地のゲートにたどり着く。続々とゲートにはYナンバーの車が吸い込まれていく。この向こうはアメリカで、そこにはまた別の街が存在する。ご覧の通り心なしか道は広く歩道はキレイに芝が刈り込まれている。不思議な空間だ。ハンバーガーを食べに、また夜に訪れたい。
以下に、海兵隊のHPを記す。
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