↑自販機に見えるコカ・コーラの建物。推定高さ30m。
開会式前日の午後、辺りは静寂に包まれていた
開会式前日の午前は市庁舎周辺までたどり着き、その様子を確認。
聖火自体は夕刻~夜に到着するとのことで、一旦周辺エリアを散策することとなった。
■会場周辺道路の規制に関するお知らせ(多分)
東京オリンピック時はメイン会場周辺の交通規制、及び選手村付近での規制がコロナの影響もあり非常に激しかった事は記憶に新しいが、平昌では交通規制らしい規制をそこまで見なかったこともまた事実である。
ちなみに、左側の白いのがスホランで右側の黒いのがバンダビである。
■誘致時代の成れの果てエリア
会場周辺を散策していると、突如謎のオリンピック関連施設を発見した。建てられてからかなりの日数が経過しているようで、そもそもオリンピック開催前日だというのに観光客は全くいなかった。
改めてとなるが、左の白いのがスホランで右の黒いのがバンダビである。
■割とバブル期のテーマパーククオリティ
五輪カラーに塗装されたコンテナが外装の建物なのでが、割と無造作に競技の人形が外部に放置されている。まだ大会始まってないのに、この事後感。恐らく、役目を等の昔に終えた誘致施設かなにかではないかと推察。
一応、施設内では映像コンテンツなどを上映してはいた。いたが、スタッフもおねえさん一人で「自由に見てね」スタイルの割と物悲しい雰囲気。明日開会式があるというのに、一体観光客は皆どこにいるのだろうか、謎は深まるばかりである。
更に少し進むと、江陵市の近代的なホールがあったり。この辺はオリンピックマネーなのか明らかに新築でかつ利用者も少ない雰囲気だった。元々人口が多くないエリアなのだろう。
■平昌オリパラのスポンサーたち
ご覧の通りの顔ぶれではあるが、比較的地元韓国の企業が多いのも注目ポイント。
ただ、あまりにも見るものが無さ過ぎるため、我々は最終手段として「ビーチ」を目指した。
■荒ぶる半島の海
江陵のビーチは割と大きく、海岸線も長いため恐らく夏は海水浴などが楽しめるのであろう。しかしオリンピックシーズンともなると風が半端なく強く、また当然気温も低くビーチで遊ぶにはかなり厳しい環境となっている。写真の波の高さをご覧いただければ、その風の強さも想像できるだろう。
そして忘れてならないのが、ここが北朝鮮の国境からさほど遠くないという現実。紛争地帯至近ということからか、はたまたオリンピックを控えた警戒からか警察ではなく軍のヘリコプターが頻繁に上空を飛行していた。最初は在韓米軍かと思ったが、どれも韓国陸軍のものばかり。AH-1Fが割と低めに飛んでいると思えば、
ブラックホークが行ったり来たりと、この光景と土地環境に慣れていない身としては感慨深いものがあった。大阪-岡山間くらいの距離で世界で最もクレイジーな国家があると思うと、そりゃビビりますわ。
■市庁舎前に戻る
とまあ、そんな感じでビーチを散策したけれども何かある訳がなく、16時ころに市庁舎前に戻る。
するとどうだろ、さっきまで影も形もなかったイベント会場が立ち上がっているではないか!(ステージはあったけど)ちなみに手前にいるのはスホランだ。
トラスもバッチリ組み上がり、250インチくらいのLEDも2面に配置。割とお金かかってる雰囲気ただよう会場だ。だが、それでも人が全くいない・・・
寄せ書きが書かれているバルーン。膨らますのにとにかく時間がかかるやつ。
みるみる日は落ちていくが、人は一気にドバっと増え始める。各スポンサーも各々で体験イベントを実施しており、急にお祭り感が出てくる江陵市庁舎駐車場仮設会場。
ちなみにコカ・コーラは、トーチのダミーを持って記念撮影でき、QRを読み込むとARで生成された画像をDLできるという割としょうもない施策を行っていたが、これがまた大行列。とりあえずコーラ貰えるので皆並んでいたようだ。
コカ・コーラトラックのこの施策専用の車両があり、中はグリーンバックで複数名でも撮影できるようなスタジオとなっていた。照明も天吊だったり、割としっかりした作り。
■平昌オリンピックの醍醐味はズバリ「ディープな伝統文化」が出ちゃってるところ
韓国伝統文化というと、割と思い浮かぶ物が無いというか、大体なんとなく想像つくので記憶に強烈に焼き付いているものが無かったが、この江陵というまず観光では行かない場所で見る伝統文化だからこそ、面白かったのかもしれない。ご覧の通り、東アジア文化圏ということで見て理解は勿論できるが、この龍も無駄に完成度高く、その本邦のものとの微細な差異が逆に興味深いというシブ目な着目ポイントを楽しむべしという事を筆者は最終的に見出したのである。
ちなみに、各スポンサーのブースですが割とシンプルというか非常にシンプルでした、サムスンもフォトスポットに毛が生えた程度の事しかしていなかった。普通にメイン会場の方に全力出しているのはサイトを見ても一目瞭然だったので、あまり期待はしていなかったが・・
■お手玉渡される
そろそろイベント始まるかな、というタイミングで突然お手玉を渡された。いや、そもそもコレがお手玉なのかどうかすら怪しかったが、雰囲気的にお手玉だったので2個ほど渡されてもらう。
いやどうすんのよこれ・・・
めちゃくちゃ引っ張ってはいるが、次回はいよいよクライマックスのステージイベント本編と、驚愕のおばちゃん軍団による鬼気迫る秘祭感あるパフォーマンスの全容をお伝えしたい。
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