大型長距離戦闘機
Bf110は第2次世界大戦においても特に成功した機体として有名だ。理由としては、その万能性にあると言うことが出来るだろう。
攻守共に対応可能で、重武装のこの重戦闘機は1939年に運用開始されて以来、爆撃機の護衛などでも活躍。しかしバトル・オブ・ブリテンにおいてハリケーンやスピットファイアといったより格闘性能にまさる機体と戦い大きな損失を出して以降、夜間戦闘機として活躍することになる。
そしてこの展示機体は、さらにレーダーが装備された最終型の「Bf110G-4」となる。
基本情報
形名:Bf 110G-4/R6
用途:戦闘機
開発メーカー:メッサーシュミット
初飛行:1936年
生産数:6150機
全長:12.7 m
翼幅:16.25 m
全高:4.16 m
展示場所:ロンドン・RAF博物館・ハンガー5
https://www.rafmuseum.org.uk/research/collections/messerschmitt-bf-110g-2/
展示機体備考:
イギリス・コスフォード展示機体
開発自体は1934年に始まったとされる。機体自体はオーソドックスなものとなっており、全金属製セミ・モノコック構造を採用。通常は2人乗りなのだが、最終型である本機はレーダーが搭載されているので3人乗りの機体となっている。
主翼下にある増槽は300リットル増槽。
尾輪式を採用しつつ、機体後部の視界確保のため垂直尾翼は2つある。大型戦闘機としての特徴も随所に見ることが出来る。
そして本機、G-4型は夜間戦闘機となったため、機首の4本のアンテナが非常に特徴的である。
機首に機関砲が埋め込まれている。
3名が搭乗するコックピット。たまたま整備中だったのだが、実際に人と比べると意外とスペースがありそうで、居住性はそこそこ高そうだ。視界に関しても相当良かっただろう。
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