【インバーカーギル】ホムセンに突如出現する世界最速のインディアンモデルの「インディアン・スカウト」

バイク

ごく普通のホームセンターに何故かバイクコーナーが出現

ニュージランド最南端都市(アフリカ喜望峰よりも南)のインバーカーギルが産んだレジェンドの一人、バート・マンロー。アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」で有名な人物だが、実際にインバーカーギルに行ってみると今でも彼が伝説級の人物扱いであることがよく分かる。

街の中心に「ehayes」という普通のホームセンターがあるのだが、その一角が何故か突如クラシックバイク展示コーナーになっている。別段、入場料を取るわけでもなく、インテリアの如く電動ノコギリの横にバイクがズラリ。そんな中、バート・マンローが世界記録を樹立したインディアン・スカウト改造モデルのレプリカが展示してある。

■スペック

モデル名:インディアンスカウト:バート・マンローカスタム
メーカー:インディアン
生産年:1920→1961カスタム化
気筒数:2
排気量:850cc→950cc
重量:N/A
最高速度:288km/h→331km/h
馬力:N/A

世界最速のインディアン

「世界最速のインディアン」は文字通り、世界最速記録を樹立したインディアンの1920年モデル・スカウトの事だ。バート・マンローが1920年代に購入したインディアンを、40年以上カスタムし続け1960年代にアメリカのボンネビルで最速記録に挑戦、60代ながら本当に最速記録を塗り替えてしまうというロマンしか無いストーリーは映画に詳しい。

ニュージーランド政府観光サイトにも記述あり:https://www.newzealand.com/jp/feature/about-the-worlds-fastest-indian/

ともかく、そんなマシンのレプリカが上記となる。ご覧の通り、ほぼ完全に飛行機的なカウル(というかボディ)ですっぽりと覆われてしまっており、ほぼ翼の無い飛行機のような形状。バイクらしさは、下部から少し顔をのぞかせているタイヤで判別するしかない有様だ。

よく見ると、スカウトの裏に陳列されているのは「ハスクバーナ」のチェーンソー。わざとなのか、たまたまなのかは不明。

■インディアン・・スカウト

映画のプロップモデルだが、完全に店の中に溶け込んでいるのが素晴らしい。

中身の無い、完全なドンガラなので中に入って記念撮影などが出来るようになっている。

かなり自由な展示方法であるのが、いかにもニュージランドらしい。

近所にある「モーターサイクル・メッカ」にももちろんインディアン・スカウトのレプリカが展示してある。インバーカーギルがバイクの街と言えるのは、バート・マンローがあってからこそなのだ。

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