21時過ぎて急にインドカレー食べたくなった場合@下北沢
下北沢でもカルディ周辺は特にごちゃごちゃした雰囲気でどこに何があるのか良く分からなくなるが、この度わかりやすい目印を備えたインドカレー屋を発見した。折しも21時30分を過ぎてなおカレーを猛烈に食べたくなっている状況で、普通に空いていたのがこの店だった。
■店舗情報
店名:Spice Curry & Cafe SHANTi 下北店
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目31−3 エペビル
営業時間:11時00分~22時00分
公式HP:
メニュー例:ディナー全部入りセット2500円、チキンカレー1380円、他
喫煙:可能。中庭テラス席全域にて可能。
外から見ると、店はカレー屋というよりもスイーツ系カフェぽい雰囲気がかなり出ている。巨大アイスクリームも設置してある。店内をチラッと見るとテーブルが3,4席程度と狭い印象を受けるが、「喫煙目的店」マークがあったので入ってみると、なんとかなり広めな「中庭」が奥に広がっていた。
しかもなかなかリゾート感を感じさせる造り。周辺のビル裏さえ見なければ、もはやバリとかそんな感じすらする。他の客は勿論誰もいない。
なお、この日は小雨だったため一部テーブルが濡れていたが、かなり大型の庇とパラソルがあったので店側のテーブルは特に問題なく座ることが出来た。まさか下北沢で夜風を浴びながらカレーを食べる日が来るとは・・・。
中庭かなり広く、テーブルも大きい。空間を贅沢に使う事ができる。夜間は演出として卓上ライトを持ってきてくれるし、おしゃれな灰皿も出してくれる。全体的に新し目で、什器類もしっかり掃除されている印象を受けた。中庭はペット同伴もOKらしい。
次にカトラリー類が出てくるが、かなりしっかりとしたナプキンとデカいアロマおしぼりが出てくる。ホスピタリティはやたら気合が入っているようだ。だんだんリゾート地にいるような錯覚を感じる。
メニューは超シンプルで2500円で3種類入りか、単品で1380円か、という大きく2方向から選ぶ事になる。店の雰囲気できを良くしたしまったので、2500円で4種類から3品選ぶディナーコースを選択。
2500円セットの内訳は、カレー3種、ドリンク、サラダ、クレミアソフト、ナン食べ放題。
ディナーコース:シャンティダルバート2500円
後で知ったが「ダルバート」とはネパールで定食の事だそうだ。コースで2500円、ドリンクに関してはビールも価格変動なしで含まれていた。なのでビールを注文。アサヒの350mm瓶とグラスが出てくる。
また注文時には、ご飯のサイズも選択できる。今回は時間が無いので「中」を選択。
このタイミングで、下北沢のど真ん中で夜風を浴びながらリゾート椅子でゆっくり喫煙できるとは、なかなかいいじゃんと思い始める。
他の客がいないので、割とすぐにメインが到着。巨大な四角い皿に全てが盛られている。この段階でこの店がリゾートであると確信に至る。めちゃくちゃ豪華じゃないですか。
選択したカレーは「チキン」「キーマ」「しめじ」。
おそらくチキン。かなり固形な感じだが、程よくスパイシーでサクサク食べられる。
チキンとキーマの間に挟まった副菜。芋っぽい味わいだったが、最後までナンだったのかは分からなかった。
おそらくキーマ。脂がしっかり出ているジューシーな味わい。なかなかにスパイシーでうっすら汗が出るレベル。
しめじカレーはカレーというよりしめじのカレー和え、のような感じだったが、サルサソースっぽい付け合せも美味で米と良く合う。しめじというと和風に強制変換されそうだが、この謎ソースのおかげでリゾート感が逆に強まった。
ダルバートの「ダル」の部分、豆のカレーっぽいもの。美味い。米はパラパラのインディカ米で、大盛りでもサクサク食べられそうだ。
全景。写真だとコンパクトにまとまってそうだが、実際は皿自体がかなり巨大。なかなかお目にかかれないレベルでデカい四角い皿だった。
サラダはかなり大盛りでドレッシングが合っている。とにかく量が多い。野菜は水耕栽培のものを利用しているらしく、テーブルに立てサインが置いてあった。実際野菜はかなり美味い。
そして、ナン。ナンは注文入ってから焼くので非常に熱い。またホールのお兄さんが程よく気づいてくれるので、ナンを完食しそうになると「ナンいりますか?」が即発生。ありがたい。
という感じなので、ナンもおかわりしてしまったのだが、とにかく量が多い。ナンおかわりしなかったとしても、ダルバートであれば通常男性ならお腹いっぱいになるのは確実だろう。しかし、ディナーコースにはさらにセットでデザートが付いてくる。
それがこれ、クレミアソフト。やや吹き出してしまいそうなほど甘そうなソフトクリームで、ダルバートの完食具合によっては軽く絶望を味わえるだろう。それくらいにハイカロリーな見た目のソフトだ。しかもご丁寧にソフトクリームスタンドで供される。やはりここはリゾート地だった。
既に満腹だったので、クレミアソフトはテイクアウトすることに。閉店の22時を回っていたが、店員は最後まで丁寧だった。いい店だ。
店を出ると巨大なクレミアソフトが鎮座している。流石に笑ってしまった。
総評
おすすめ度:★★★★★
下北沢中心部でテラス併設の店はかなり少なく、事カレー屋となるとほぼ無いと思われる。更に言うとリゾート感出している店はもっと少なく、そういった意味でもかなり稀有なカレー屋だ。
何故か野菜に水耕栽培のものを使用していたり、デザートのアイスが「クレミアソフト」だったりと不思議な特徴をいくつも持つ店で、ホスピタリティも妙に高い。
肝心のカレーはネパール風ということで、ダルバートで提供される店もなかなか珍しい。
まだオープンして日が浅いはずなので、今後もリゾートを感じたくなったら即、22時までに入店しようと思う。
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