なんとなくアクアラインを渡りたい日もある
冬、ましてや雪が降った後ではバイク目的地はかなり限られてしまい、どこに行こうか迷ってしまうもの。そんな時、筆者は温かいアクアラインを使う事をまず考えるのだが、千葉深部に進もうとするとそこそこ事前準備が必要だったり早起きが必要だったりとなかなか面倒くさい。
とりあえず海ほたるで降りてみても、バイクはゼロ。2月頭の平日はもしかしたら最も平穏にバイクに跨がれる時期かもしれない。
今回の目的地は2022年3月にリニューアルした木更津の鳥居崎海浜公園。
無料駐車場、海直ぐ側、飯処と全て揃っている良バイクスポットで、アクアライン出口の木更津金田ICから10分ほどとアクセスも非常に良い。今回は平日昼の様子を紹介したい。
アクアラインを渡って少し走ると目的地
鳥居崎海浜公園はリニューアルと同時に、3つの商業施設をオープンさせた。飲食店が2つ、宿泊施設が1つである。飲食店のうち一つが、今回訪れたフードコートカフェ「HARBOR NICE DAY!」だ。
店名:HARBOR NICE DAY! 住所:〒292-0831 千葉県木更津市富士見3-5-9 営業時間:11:00~21:30 (20:30LO) 公式HP:https://kafka.co.jp/shop/harbor-nice-day メニュー例:穴子ひつまぶし2300円、貝だしラーメン890円、カツカレー1500円他 喫煙:無し
こちらのカフェ、90席+広めのテラスとそこそこ大型のカフェとなっており、広い。システム的にフードコートで、中央のキッチンに4種類ほどジャンルごとに厨房が分かれている感じ。会計はタブレットで、それぞれのジャンルごとに会計を行う必要がある。メニュー等はサイネージが大量に設置してあるので、そちらを見ながら確認できる。
この店の特徴は、何と言っても開放感。店は全面ガラス張りで、目の前に木更津の海が遮るもの無く広がっている。西に面しているので、午後は西日が眩しい。
また店の雰囲気としては蔦屋系とでも言うべきか、ウッド家具を中心としたおしゃれな雰囲気で植栽やアートにもこだわっている。ただ、実態はフードコートなのでそこまで意識高い感じは無く、非常に庶民的な雰囲気なので馴染みやすい。店内BGMは洋楽系中心。
椅子やソファなどの家具は良いものなのだろうか、非常に座り心地が良い。
カウンター席にはしっかりとコンセントとUSB-Aポートが設置してある。必要なものは全て標準装備の最新のカフェといった具合だ。
フリーwifiのスピードも申し分ない。
筆者訪問時の平日15時頃、店内に客はゼロ。キッチンでは3名のスタッフが作業をしていた。その後19時ころまで滞在したが、他に来た客は小学生3名のみと穴場にも程があるレベルだったのだが、休日ではまた状況はかなり異なるのかもしれない。
まずはカツカレーがおすすめ
上記の通り、4カテゴリーほど(穴子系、ラーメン系、カレー系、ハンバーグ系)フードには種類があり、どれもかなり美味しそう。そもそも、鳥居崎海浜公園のもう一つの飲食店も和風海鮮系やパン系などの店が入っており、選択肢が非常に多いのでどうしても悩む。
今回はイチオシ風だったミルフィーユカツカレー(1500円)を選択してみた。追加120円のサラダと450円のカフェラテも選択。
豚は千葉県産林SPFポーク、米は君津産コシヒカリ使用。ということで肉米ともに文句なしで旨い。またこちらは通常のカツではなくミルフィーユカツなので肉がやや薄い分、よりサクサクな食感を楽しめる。
カレー自体はやや苦味のコクがある、どちらかというと洋風なカレー。スパイスもそこそこ効いているが、カツとの相性が良くなるように仕上げられたルーという印象を受ける。辛さは中辛レベル。
カレージャンルは、「GoodLuck」というカツカレー屋号が一応あるらしい。フードコートなので、一応それぞれのジャンルの店が独立しているという建付けである。
全体的にかなり雰囲気が良い隠れ良スポット
今回はノマドワーク候補地を求めての訪問だったので、昼食後は数時間作業を続ける。
椅子の質がよく、客が一切増えなかった事もありかなり集中して作業を行う事ができた。
また、窓の外を見れば東京湾が見え気分転換にもうってつけ。
鳥居崎海浜公園はそここに映えスポットが設置されており、無料で入れる普通の公園としてはかなりグレードが高いように感じた。そして平日ほほとんど人がいないようなので、穴場という意味でも高評価をせざるを得ない。
バイク駐輪場に関しては、一般車両駐車場の一部がバイクエリアになっており、10台程度は余裕を持って停める事ができる。24h開放された完全無料駐車場なので、運送系や営業車がそこそこ駐車していた。またトイレもあるので、アクアラインに入る前の休憩所としても機能しているようだ。
見どころスポットとしては、公園名の由来にもなっているであろう巨大な朱色の鳥居がなかなか見応えあり。
公園全景として見ると、なかなか規模感のある絵となる。宿泊施設に関しては露天風呂付き客室のようで、どこまで需要があるのかは不明だが海を見ながらゆっくり出来ることは間違いないだろう。
と、以上のようにレポートしてきたが、昨今の物価高の影響もあり数年前であれば「少し高いかな?」と感じた金額感ではあるものの、施設のクオリティを考えたら特にマイナスは感じない。正直、この状況だとあと数年しか持たなそうだが、なんとか続いて欲しいと切に願った次第である。
木更津は安い
木更津はアクアラインで、最速で30分ほどで東京サイドから到達できる。朝から活動を開始することができれば、千葉湾岸沿いにツーリング→昼食→木更津エリアで作業→アクアラインに乗る前にスーパーで買い出しなど出来るだろう。木更津の物価は東京23区内と比較すると明らかに低く、体感的には野菜・肉・惣菜系は20~40%ほど安く感じた。
東京→木更津→千葉奥地、という形で上手い具合に木更津を利用したツーリングプランを今後も検討していきたい。
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