急に出来た俺流のマイクロ居酒屋中華
新年度に入ってからも好景気が続いている下北沢エリア。新たな飲食店が夏の豆苗の如くどんどん出現しているのは相変わらずだが、この度「俺流」系列の店が更に増えた。
長らく下北沢の深夜食堂として定番だった「俺流塩」に加え、「焼売酒場なかめ」「俺流餃子楼飯店」も加わったのが最近の話。以下、「超俺流餃子楼」のレポとなる。
今回出現したのは「超俺流餃子楼」ということで「俺流餃子楼飯店」に「超」が付き「飯店」が取れた形となる。しかしながら、実際は普通にチャーハンがメニュー存在したので、入店レポを記す。
■店舗情報
店名:超俺流餃子楼
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目14−3 喜多ビル
営業時間:調査中
公式HP:公式サイトにまだ記載なし
メニュー例:生ビール580円、俺流餃子4個350円ほか
喫煙:不可
和居酒屋版俺流餃子だと思っていい
生ビールはかなりグラスが冷えた状態で提供される。580円。店内がミニミニなのですぐに届く。
店内はメインのカウンター+2人超マイクロテーブルがいくつかと、中2階のような場所にある4人シートのみとかなり狭い。キッチンも2人入れば一杯な雰囲気で、ホールも2,3名でパンパンな様子だ。逆に言うと店員との距離はかなり近いので注文は物凄く行いやすい。
珍しいドリンクとして、クラフトコーラが存在。パット見かなりビールに色味が近いので間違えそうになる。
お通しはなく、ザーサイからじわじわと攻めて見る。餃子楼なので、餃子メニューが中心となるがキッチンには2名のみ・かつまだOJT中なので練度不足のためかなり提供には時間がかかる。つまみ系を多く頼んで凌ぐとよいだろう。
青菜炒めは速攻出てきたのでオススメ。中華居酒屋感あるシャキシャキテイストで美味。
ド定番の「俺流餃子」。4個で350円とまあまあ安い。基本的に既存のシモキタ俺流餃子と同じっぽく、やや固めでしっかり焼かれているのが特徴の餃子。至近に覇権中華「シモキタ王将」が存在するので、下北沢餃子界隈においては好みが二分されそうだ。サイズは、こちらの方が大きい気がする。
他の俺流餃子と同じく、柚子胡椒や辛子などの卓上調味料が豊富。たくさん頼むと徐々に安くなるスタイルなので、一気に16個(1360円)など頼んでしまっても良いかもしれない。
とは言え、「ネギポン酢水餃子」「麻辣水餃子」「チリマヨ揚餃子」などなど餃子だけでも10種類以上あるので少しづつ頼むのが定石だろう。こちらは「チーズ餃子」(400円)。溶けて焦げたチーズが想像以上にデカく、かなりお得感あるサイズとなっていた。
いつもの柚子胡椒&からしセットは全卓に鎮座。店内はかなり狭く、カウンターの奥行きもなかなかのギリギリ感だが通常サイズでセットされているのが男気ある。デカい。
超=ファストな意味合いと受け取った筆者だが、「飯店」要素は別に無いわけでは無い。各種チャーハンもしっかり存在するし、普通に美味しい。絶品ホルモン麻婆豆腐(850円)は強烈に惹かれたが今回はパス。お通し等無いので町中華的に、ふらっとよってチャーハン+餃子+ビールをサクッと食べて帰る人も中には結構いるだろう。
そんな感じの気軽に入れる高回転中華居酒屋と感じた。
総評
良くも悪くも普通な中華居酒屋。俺流餃子が好きな人には安心して入れるレベルで同じクオリティ。ただ、店内は狭い。混雑していなければサク飲み候補としてはかなり「アリ」だろう。無論、接客も俺流餃子並なのでそこも安心できる。
餃子だけを食べることに集中する店と思いきや、普通に一品料理も多いので今後開拓の必要性を感じさせる店だった。
おすすめ度:★★★☆☆
コメント