もはやポストコロナということで街にかなり活気が戻ってきた下北沢。
飲食店も知らない間にかなり増えてきており、また小田急線の線路跡地や京王線の高架下の再開発が一気に進み、今後この街が大賑わいになるのはもはや火を見るより明らかだ。流行りには乗ってしまえと言うことで、この生まれたばかりのサイト()でもカンフル剤代わりに、下北沢制覇企画を開始する事が決定しました。
下北沢制覇と言っても、流石に無軌道に制覇はできないのでまずは食から制覇を進めてみたいと思う。
その取っ掛かりとして、ズバリ「カレー」が第一弾企画として選ばれた。
かつて、秋葉原制覇なる企画にてカレーを食いまくった筆者。彼の地でカレーは飲み物と教え込まれた訳だが、ここ下北沢は言わずもがなカレー超激戦区。折しもカレーフェスが開催されているので、早速であるがコロナ期間中に出現した謎のカレー屋を紹介する。
店の発見難易度が激ムズ
まずはこの画像をご覧い頂きたい。路地を一本入った場所にある完全に何の変哲もない家の軒先に見えるが、これが今回のカレー屋の入り口部分である。
ご覧の通り長い通路の先に更に扉があるが、その更に奥にカレー屋は存在する。Google Mapで見てもやたら奥にあるので、入り口を一発で理解するのは相当な困難だ。近所にある二郎系「玄」並みに初見での発見難易度が非常に高い店である。
ただし、画像の赤いコーン付近のブロック塀には超小さい店の看板とお品書きが張ってある。まず気付けない。
「←カレー」
確かにそうなのだが・・・
とまあそんな感じのこのカレー屋。店の名前は無く、下北沢的な呼称は「オイシイカレー(通称)」となっている。なんなら「←カレー」でもいい気がしてきた。
ちなみに↓はカレーフェスのチラシに記載された本店の紹介である。
カレーライス屋 オイシイカレー(通称)
とはっきり記載されている。つまりこの店はカレーライス屋なのである。
正直かなり怪しい店がこのカレー屋の手前に入居しているのだが、ともかく奥の扉をあけるとこのような青いトタン空間が出現する。非常に小さいのだが、メニューなどが貼ってある。
筆者は混む時間を避けてよく訪れるので遭遇したことはないが、土日は並ぶ事もあるという。なおトイレは通路の手前にある。
今回、久しぶりの食レポ記事ということでいきなり飯の写真に移ります。
今回注文したのはズバリ「ラム」。このカレー屋のシステムは4,5種類のカレーを1~5種選べるというもの。正直に言って5種選ぶと結構高いので(1900円)、今回は1種を選択した。と言っても、味に関しては下北沢でも割りと唯一無二の方向性なので、3種でも満足できるはず。上記、「ラララ・ラム」はラムのひき肉煮込みカレーにペコリーノチーズが降りかかり、その上にパクチーが覆いかぶさっているという癖強めなカレー。そして米の上には味玉が鎮座している。この状態での提供がデフォです。お代は1300+150=1450円也。
結構汗出る
このラムカレー、見た通りで結構スパイシー。見てるだけでスパイシーになってくるのだが、珍しくもペコリーノチーズとパクチーが多めに入っているのでマイルドエスニックな感じにややナーフされた味わいを楽しむ事ができる。チーズは結構沈んでいるので見た目以上に入っている。
パクチーを散らした図。ペコリーノチーズおいしい。というかここまでラムと合うのか・・とやや意外。カレーにチーズというとどうしてもCoCo壱番屋的なチェダー系のチーズを想像してしまうが、スパイシー系にはやはりペコリーノチーズなんだなあと妙に納得。ラムだけに。
超濃厚とかそういう訳では無いのだが、ラムがとにかく旨く、個人的にパクチー大好きということもあって異常にスプーンが進むカレーだった。前述の通り予想以上にスパイシーでややあせるのだが、ペコリーノチーズのおかげで適度にマイルド化されていることもすぐに完食してしまった大きな要因かもしれない。これを書いている間も妙な汗が出てきそうなのは内緒。
ちなみに味玉150円は結構気合入っているなと思ったが、実際かなり普通の味玉とは違った味わいだった。ただ、ラムカレーのスパイシー度が想像以上だったため、この味玉に卵のマイルドさを求めてしまったのが自分の弱さだったのかもしれない。冷静に考えると150円の卵ってなかなかである。
ちなみに、オイシイカレー(通称)の公式インスタでこの味玉の詳細レシピが公開されている。
めちゃくちゃスパイス入っているので、まず最初に味玉単体で食べてみる事をおすすめする。
■お店概要
店名:オイシイカレー(通称) 住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目27−10 営業時間:12:00〜16:00(15:30頃L.O.) 夜は不定期営業 18:00〜21:00L.O. ※月曜定休
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