世にも珍しい洋上迷彩機
F2は航空自衛隊が保有する現役の戦闘機である。第4.5世代ジェット戦闘機に分類され、90機以上が生産・配備されている。ロッキード・マーティンF16戦闘機の発展型機体であるが、特筆すべきはその機体塗装である洋上迷彩。世界でも稀な青い戦闘機となっている。
今回は、2014年の横田基地フレンドシップデーにて展示された機体を紹介する。
基本情報
型名:F-2A
用途:戦闘機
開発メーカー:三菱重工業、ロッキード・マーティン
初飛行:1995年
生産数:94機
全長:15.52 m
翼幅:11.13 m
全高:4.96 m
展示場所:基地祭等
展示機体備考:
横田基地 フレンドシップデー 展示機体
AESAレーダーが搭載されたレドーム。F16と比較しても大型化している。
F-2には単座のA型と複座のB型が存在する。複座となるF-2Bは機首転換や高等訓練などに用いられる機体となっている。
アビオニクスも当然、F-16より改修された技術が用いられている。レーダーは三菱電機が開発したJ/APG-1・AESA(アクティブ式電子走査アレイ)レーダー(Xバンド)を搭載。
翼下には3つのハードポイントがある。
主な兵装としては、以下が搭載可能。
・ASM-2空対艦ミサイル
・AAM-4 99式空対空誘導弾
・AAM-5 04式空対空誘導弾
・GBU-31 JDAM
・Mk.82通常爆弾
展示機は600ガロン増を両翼に装備。
エンジンはIHIがライセンス生産しているF110-GE-129ターボファンエンジンを搭載している。出力はアフターバーナー使用時131kNを発生。
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