モータースポーツ界で最も重要なニュージーランド人
ニュージーランドのインバーカーギルにある「クラシック・モーターサイクル・メッカ」はバイク博物館なのだが、ごく少数4輪車の展示もある。
ブルース・マクラーレンはウェリントン生まれ、世界で最も有名なニュージーランド人のひとりと言っても過言ではないだろう。
ブルース・マクラーレン。1937年にオークランドで生まれ、1970年に32歳で悲劇の事故死でこの世を去った伝説のニュージーランド人レーサー。端役であるものの、「フォードvsフェラーリ」にて登場しル・マン優勝を飾った事でも有名。
このインバーカーギルのバイク博物館では例外的にマクラーレンの4輪マシンも展示されている。流石、ニュージーランド人で最も有名なモーターサイクル界の神とでも言うべき人物である。展示されているのは、マクラーレンが初めてF2に参加すことを目的に作成した機体。エンジンはフォード・コスワース・FVAエンジンを搭載。
■スペック
モデル名:M4A メーカー:マクラーレン 生産年:1967 気筒数:自然吸気直列4気筒 排気量:1598CC 重量:N/A 最高速度:N/A 馬力:218hp
こちらのモーターサイクル・メッカに展示されているのは200-18Fの機体。詳細はリンクを参照してほしい。https://www.oldracingcars.com/mclaren/m4a/
マシン状態は素人目では完璧に近く、塗装ハゲもほとんど無くシートも新品そのもの。
直近でも何度かレースに参加しているようだが、動態保存と言うことでまだまだ走れそうな雰囲気なのが堪らない。コックピットの後ろはエンジンのスペースしかなく、細身のボディも相まって無駄なスペースが全くないように見える。
大きく空いたインテークが印象的な正面からのM4A。オレンジのカラーリングは今見ても非常におしゃれ。ここでの展示は柵などはなく、ギリギリまで近づけるのが特徴だ。
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