アナグマエール
イギリス南部のドーセットに居を構えるご当地ブリュワリー『Hall & Woodhouse』は、プレミアムエールを生産するいかにもイギリスらしいブリュワリー。1777年創業の超老舗だ。そんなブリュワリーが作るBADGER(バジャー、アナグマの意)をイギリスのパブで飲んだ。
↓公式サイト ※何故か公式アプリもある。アプリを出してるブリュワリーって初めて見た。
イギリスで18世紀から続いているブリュワリー、もちろんパブやら宿も併設・・・というのはあながち珍しい話ではないかもしれない。しかし、明確にある特徴があった。それは、なんと生産するビールがほぼ全て動物の名前を冠しているということ。しかも種類がかなり多い。
イギリスではこのブリュワリーからかなりの種類のラインナップが流通している。アナグマからフェレットからはては昆虫まで、自然界をビールで表現するかのごとく自由奔放なラインナップが印象的だ。
で、このBADGER BEST BITTER がこのブリュワリーの基本形となる。
パブでのタップビールのため、めちゃくちゃ旨く感じたがアルコールは3.7度とかなり軽め。にも関わらず、ややビターなので飲みごたえは十分。めちゃくちゃ好き。
イギリスのビールはラベルが素朴でかわいい
どうだろうか、このビールのラベル。こちらは「フェレット」がテーマの「FURSRY FERRET」
超シンプルではあるが、素朴な可愛さがあっていかにも美味そうではないだろうか。
度数は4.4でややビターながらも素朴な味わい。
イギリス南部ドーセットは紛うことなき田舎。そんなイギリスの片田舎で作られたビールなだけあって、どうやら日本で手にするのはなかなか難しそうだ。
ちなみに現時点で確認下ところ、牛、ネズミ、うさぎ、はたまたワイバーンまで多種多様なビールが生産されている。ぜひ、イギリスに立ち寄った際は制覇してみたい。
見た目: ★★★★★ 想像して欲しい。あなたは今、イギリスの片田舎のパブにいる。目の前にこれがタップで1パイント出てくる。完璧である。
香り: ★★★☆☆ 程よく臭くなく、ビールのいい香りがする。
味: ★★★★☆ キレがないとか、濃いという感想が出そうだが個人的にはビールっぽくて好き。
舌触り: ★★☆☆☆ ビターエールなのであまり良くはない。タップの状態次第では、ぬるっぽいかも
総評: ★★★★☆ パブでタップ飲みすることを前提に考えれば、かなり旨い方である。
※本記事は過去に筆者が執筆した記事の再編集版です
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