コロナ禍真っ只中ですることもないので、心のなかで妙に引っかかっていたドイツで食べた「ドイツの芋スープ」について思いを馳せていたら、どうしてもまた食してみたくなった。そもそもなんて店だっけ?という事から情報を整理してみる。
・Airbräu(エアブロイ)に行くべし
実食したのは2019年11月末。場所はミュンヘン空港。時間は15時ころ。
ミュンヘン空港、何がすごいかって巨大で無機質長方形のターミナル内では100m間隔かってくらいの勢いで巨大な喫煙所が設置されていること。すべてCAMELがスポンサードしているようで、それはそれは目立っていた。これが先進的な空港ホスピタリティなのだと感銘を受けた。
それはさておき、ミュンヘンから羽田へ飛ぶルフトハンザの便を待つ間ターミナルをぶらぶらしている時発見したのがこのレストラン、『Airbräu(エアブロイ)』だった。(場所はターミナル2)
↑外観。公式サイトより。
この店、一見テラスだけのように見えるが奥のほうが広く、暖色系照明で薄っすらライティングされたなんともウッディーな空間が広がっている。なお、店の規模はかなりでかい。
↑バーカウンターっぽいけど普通のレストラン。公式サイトより。
このアイランド型カウンターに鎮座している醸造マシンっぽいものからも分かる通り、ドイツでは空港内にビール醸造所を設置するのが一般的らしい。というのはマジで、空港内にあるデカイ方のエアブロイにて醸造したビールを提供している模様。公式サイトによると低温熟成のタンクにてマジで空港醸造しているらしい。
↓公式サイト
・最高のドイツビールと芋スープ
で、実際に注文したのが肉と芋スープとビール。完全である。まずパンが配られ、暫くすると芋スープとビールがやってくる。
Omas Kartoffelsuppe mit Räucherlachsstreifen(おばあちゃんのスモークサーモン入芋スープ)
これがなんとも言えないぬるさながら、激ウマ。程よく形が残っているゴロゴロジャガイモと大粒のサーモン、コーン、パセリが絶妙に混ざり合ってとにかくうまい。日本的に求めてしまうアツアツ感がなかったのが逆に良かったのかもしれない。7ユーロ。
右上に見えるのは「1918 Märzenbier」というラガー。超芳醇で飲みごたえ有りまくりの濃厚な黒い液体。これも最高にうまい上にスープと合う。スープに合うビールって何よ。パイントで4.2ユーロ。
そうこうしているうちにメインが来る。客は全くいなかったので早かった。あまりに美味そうだったので先に手をつけてしまったが、こちら『Abgebräunter Münchner Leberkäse』見たまんまミートローフと芋、目玉焼き。ミートローフはジブリに出てくるような肉の塊で焦げ具合も絶妙。日本だったらスパムにしか見えない感あるが、ドイツのミートローフは無限に食べれる旨さだった。プレッツェルもついて13ユーロ。
ところでこれらはミュンヘン地方のバヴァリアン料理。(英語でBavaria、つまりバイエルン)
とにかく肉!芋!ビール!だそうだ。メニューも結局大体系統は肉、芋、ビールだった。あと焦がしトマト。
チェーン店もそこまで多くないみたいだし、地元の製品使ってますよアピールもしているのでBMW工場ツアーに行くなら是非今後も立ち寄りたいレストランである。
・ついでに
これぞドイツっていう延々と続く平地と、ドングリ食べてぶくぶく放牧されている豚がいそうな農地。林が点在しているのは何故なんだろう。
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