20世紀後半アメリカ海軍を支えた縁の下力持ち
シアトル・Museum Of Flightの屋外展示場にてF14やF111と並んで展示されているのが、ベトナム戦争以降アメリカ海軍の歴史を下支えしてきた「グラマン A-6E イントルーダー」である。柵があるためあまり近寄れないが、それでもかなり細部まで確認することができる。また博物館外にあるので、無料で見学できる。(といってもここまで来て博物館に入らない事はないと思うが)
基本情報
用途:艦上攻撃機 開発メーカー:グラマン 初飛行:1960年 生産数:693機 全長:16.64 m 翼幅:16.15 m 全高:4.75 m 展示場所:シアトル・Museum of Fligh https://www.museumofflight.org/ 展示機体備考:博物館入口付近にあるので無料で観察出来る
A-6Aの改修型となるA-6E。電子装備や機体自体がアップグレードされている。本機は20世紀後半のアメリカ海軍が参加した多くの作戦に従事した、軍馬的航空機。艦隊機特有の形状を随所に見ることができる。
エンジンはPratt & Whitney J52 を2基装備。A-4スカイホークなどでも採用されているエンジンだ。
折り畳み機構の主翼下には、大量の爆弾を装備。また機首下にはTRAM(Target Recognition and Attack Multi-Sensor:目標探知攻撃複合センサー)が見える。
機体番号158794の本機はアメリカ海軍機として1972年に製造。その後様々な艦隊に所属しつつ、湾岸戦争にて作戦に従事。実践経験ありの機体となる。パイロットは2名。
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