ロンドンで日本ビールといったらスーパードライ
イギリスで、アサヒスーパードライはかなり人気がある。
事実、ロシア以外の全欧州でのスパードライ消費量の半分は、ここイギリスで呑まれており、和食屋以外でもかなりの頻度で目撃することが出来る。イギリス以外でも、スイスでもキリンよりアサヒを目にすることが多いかもしれない。フランスはキリンもかなり多いが、恐らくシェアはアサヒの方が上だろう。
名前 アサヒスーパードライ(イギリス版)
タイプ ジャパニーズ・ライスラガー
原産国 イギリス(シェパード・ニーム社)
アルコール度数 5
価格 普通
2018年からはイタリアとオランダの工場でスーパードライの生産が始まるとのこと。
そうなると、もはや完全に欧州ビールということなるのではないだろうか。ヨーロピアン・スーパードライ。
ぶっちゃけ味よ
初見では、ほぼ変わらないのでは、という印象。せっかくエールの本場ロンドンにいるのに何が悲しくて本邦の値段数割増しのスーパードライを呑まなきゃならんのか、という思いで、ありがたく懐かしむために日本ビールを飲む、またはやむを得ず寿司を食べる際にペアリングする、など特殊条件下での飲酒がメイン。なので、味の面から考えると、ロンドンのビール生活において『スーパードライ』は薄すぎ香り無さ過ぎのテイストレス酒。と感じてしまう事もある。まるでイギリス料理のように・・・
ただし、本家とはやはり「若干」違うかな、という印象。あくまでも「若干」レベル。
アサヒビールには期待
チェコ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、ハンガリーの「ピルスナーウルケル」、「グロールシュ」などが含まれる事業者をアサヒは買収したそうで、今後の動きには期待が高まる。ブランドを減らすような事はしてほしくないが、何らかの形で日本人に有利なビール世界を作り上げて欲しいものだ。
ロンドンやパリのTESCOやMONOPRIXの酒売り場にて日本原酒の販路を今後どんどん獲得していってほしいと願うばかりである。
見た目: ★★☆☆☆ 見た目で特に惹かれる部分はない。日本ノスタルジー補正で懐かしく感じる程度
香り: ★★☆☆☆ イギリスのエールに慣れていると、薄すぎて何も感じない。
味: ★★★★☆ ピルスナーとしてはやはり特殊で、本家とも違う味わいがまた良い。
舌触り: ★★★★☆ 意外と普通だが、生姜のインパクトが勝ってしまう。
総評: ★★★☆☆ たまには飲みたくなるビール。寿司とかにはやはり合うので、無いと困る。
※本記事は過去に執筆されたものを再編集したものとなります。
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