自由が丘の外れにある隠れ名店町中華
自由が丘「グリーンロード」。何がグリーンなのか全く分からない通りだが、小さめの飲食店が軒を連ねている。駅から8分ほど歩くと、その数も少なくなってくるのだがヤマダ電機の前辺りに真っ赤な軒先の町中華が出現する。これこそが「麦府」である。
外観はそこまで中華中華しておらず、ギリギリ美容院に見えなくもないのが自由が丘らしい。
店内はそこそこ広々しており、調度品や雰囲気も落ち着いた雰囲気でまとまっている。しかし、ビールケースや段ボールが店内にやや溜まっておりもったいない印象。決して汚い訳では無いが、やや雑然とし始めているようだ。
総席数は38。カウンター席は無く、全てテーブル席となっている。壁掛けテレビが設置してあり、昼時はワイドショーなどを上映している。
基本的に優しい感じの中華系女将がホールを担当して慌ただしく動き回っている。
テーブルは緑のクロスが引いてあり、ややオシャレ。卓上セットは酢、醤油、ラー油と一般的なもの。
ランチは1000円前後が中心となるが、なんと2000円前後のランチコースも存在する。これが、この店がただの町中華でなく、「自由が丘の町中華」である証左。土日祝はデザート(杏仁豆腐)が+110円となる。公式サイトによると1番のオススメは手作り点心:ニラ饅頭らしい。
■店舗情報
店名:広州飲茶料理 麦府
住所:〒152-0034 東京都目黒区緑が丘2丁目16−19 グリーン自由が丘1F
営業時間:11:30~15:00 17:00~23:00
公式HP:https://ghg7400.gorp.jp/
メニュー例:
喫煙:不明
茄子と豚肉の醤油炒め:900円
ランチ酢豚:1000円 (2024.4)
割とすぐに出てくる、端正の取れた中華定食。この店、全体的にキレイ目です。
・ごはん(普通盛り)
・酢豚
・卵スープ
・ザーサイ
・杏仁豆腐
のセットとなる。水は注ぎに来てくれる。
酢豚は酢がやや強めに効いており、中途半端な甘さや味の薄さはないハッキリとした味。当然だが、出来立てなので非常に熱い。量はそこまで多くないが、肉の一切れ分が大きいので肉を食べている満足感は高い。野菜もバランス良く入っており、なによりソースが美味しい。見栄えも良いので完成度高め。
卵スープは普通。味が薄すぎず、濃すぎずなちょうど良い塩梅。
ザーサイは至って普通。若干唐辛子が効いている。
ごはんは町中華にしてはやや少なめな気がする。大盛り変更出来るか今度確認予定。
杏仁豆腐は美味い。小さい目だが、割と甘めで食後の一口にちょうど良い。
なんとなく80年代中国映画を彷彿とさせるグラフィックの箸入れ。
ランチ酢豚(2023年)
2023年度に赴いた際のランチ酢豚。ランチ酢豚ばっか食べてんな。
内容はほぼ完全に一致しており、安定したクオリティを保っている事がわかる。この時は酢豚のタレが少なかった。
総評
おすすめ度:★★★★☆
美味しい中華を自由が丘で食べたかったらここかな・・というのが率直な意見だ。量が欲しければ、駅前の「梅山飯店」をオススメする。だが、こちらは完全な中華系中華なので店内は狭く中華ポップスが流れせかせかしているのに対し、麦府は13時過ぎであれば基本空席が目立ちかなりゆったりとくつろぐ事ができるのもポイント高い。
訪問済み自由が丘の街中華だと、
麦府>豆点>梅山飯店>謝逢紅
となる。
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