紅葉も始まり急に肌寒くなった東京を後に、2019年11月15日〜16日で一泊二日の山口県宇部市へとひとり旅をしてきた。
1日目、早朝に羽田を出る。金曜日という事だからか、そこそこ本数が多いからかそこまで混んでいなかった。
2時間もしないうちに、山口宇部空港に到着。
国際線ターミナルもあり、体感的には岩国の3倍はあろうかというそこそこ大きな空港であった。
屋上展望台も広く、またゆとりある敷地内には彫刻ほ町という宇部ならではの奇妙なアートが其処彼処に鎮座。11月だが、陽射しは明るく風は凪いでいる。
宇部空港から市街地(新川エリア)までは車で15分ほどである。この日は町の中心に位置するANAクラウンプラザホテルに宿泊したが、こ 建物自体は宇部興産グループのもので半分は関連企業のオフィスである。都市の規模感の割には立派な空港、ホテルとやはり企業城下町という特殊な環境が垣間見える町だ。
適当に近所を散歩してみると、港湾部に近づくにつれ宇部興産グループの威容が現れてくる。街のどこにいても巨大な煙突から吐き出される白煙を確認できるが、企業本体部に接近すると巨大な構造物の数々に圧倒される。
余りにも広そうな敷地を認知する事は叶わず、外周部のほんの一部を見て一度宿に引き上げる。かなり冷え込んできていた。
宇部という事で、勧められるのはふく。体感値だが、下関よりも安いように感じる。
ホテルのすぐ側にあった居酒屋へ赴く。余り広い店内でないらしく、直ぐに一杯になってしまった。
ふく刺しも勿論だが、特に良かったのがふくの唐揚げ。かなり満足のいくサイズの身が3つで780円。非常に柔らかく、また衣もアッサリしていて最高に合う逸品だった。その他にも、板わさ、瓦蕎麦なども楽しめる。
そして忘れてならないのが、日本酒である。岩国では勿論獺祭が何処でも飲めたが、ここでも雁木、五橋はじめその他の山口の酒、宇部の酒が飲み放題メニューに存在。この価格設定は都内ではなかぬかお目にかかれないだろう。もちろん、鮮度抜群で美味い。
貴、もなかなかであった。
宇部の観光地については、正直あまり多くは望まない方が良いだろう。車があるのであれば、というか宇部観光には車が必須となるが、先ずは秋芳洞一択でろう。しかしそれでもなお遠く、宇部のそれとなると宇部興産の産業観光が目を惹く。
そんなこんなで翌日、帰路。
この夕焼けは空港展望台からの眺め。
最後に空港内の海鮮屋で丼を食べてフィニッシュ。
何がある訳でもないが、呑み食いしたいなら間違いない街、宇部であった。
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