【自由が丘】フライパンでラード揚げする昭和99年な町とんかつ屋「丸栄」うまい

グルメ

かなり渋めで「完全な」定食屋

自由が丘駅から歩いて2分程度にある「しらかば通り」。何がどう「しらかば」なのかは不明なのだが、この通りに数件、昭和から続く店が何軒か生き残っている。

平日12時過ぎ、ジャストランチタイムで入店すると3,4名が先客で食事をしていた。店内は狭くカウンター1列のみ、7席程度。また衝立で仕切られており、かなり味集中カウンター感のあるスペースとなっている。ややいかつい壮年な感じの主人の指示で着席。女将が温かい茶を出す。

ほとんどの人はランチメニューの「かつ定食」(1100円)を選択していたので、オーダー。

目の前で銀色に輝く鉄のフライパンに、パン粉をまぶしてから肉を投入している様子が見える。オーダーしてから揚げるので、やや時間がかかるようだ。店内ではお昼のニュース番組がテレビから流れている。

キッチンは細長く、主人と女将二人で丁度よい広さだ。壁や食器棚にはAE86などの昭和な車のスナップ写真や、シューマッハのようなF1ドライバーの写真・F1マシンの模型などが飾ってあった。相当車が好きなのだろう。

しばらくすると、山盛りのご飯とともにとんかつが到着する。

ランチとんかつであるが、ハッキリ言ってかなり薄い。個人的にイメージしているとんかつの半分程度の厚さしかない。常設メニューに「ロースかつ」が存在するので、ランチかつと何が違うのだろう・・と思っていたが恐らくシンプルに「厚さ」が違うのでは無いだろうか。

とは言え、パン粉はさくさく、脂もラードをフライパンで揚げているので普通のとんかつとはかなり雰囲気が異なる。そして、甘い

ラードが甘いというのもあるのだろうが、根本的に肉がかなり甘い気がする。また、ソースも甘めだが正直あまり掛けなくても甘みを十分に感じるレベルだった。これは旨いぞ・・・。

薄いと言っても、大きさは十分だし白米の量も多いので、成人男性であれば腹が膨れるレベルである。デフォルトがご飯大盛りなので、少食な人はご飯少なめにしたほうが良いだろう。

大根の漬物はしょっぱい。素朴な味わいで、化学調味料感がほとんど感じられなかった。旨い

キャベツも、とんかつの甘さと相まって甘く旨く感じる。量も十分に多い。味噌汁ももちろん付く。

■店舗情報

店名:丸栄
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目11−16
営業時間:木曜日、11時30分~14時30分、17時00分~20時30分
公式HP:N/A
メニュー例:ランチ定食(かつ、コロッケ、焼肉)1100円、カツ丼1200円
喫煙:不可

総評

おすすめ度:★★★★☆

席が狭小だったり微妙に椅子の位置が低かったりと環境的には正直厳しい部分も多いが、とんかつの旨さは間違いなく、更に言うとロースかつ1890円がかなり旨いのではないか、と予想する。是非次回はロースかつ1890円に挑戦し、改めてレポを行いたい所存。

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