デンマークの個性的なサイドカー
「ニンバス」はデンマークで1906年から続く企業「ニルフィスク社」が生み出したオートバイだ。
ニルフィスク社、あまり聞き慣れない名前だが世界で初めて真空バキュームメーカーとして創業し、現在も「産業用総合掃除機メーカー」として知られている。空港などでよく見かける、軽自動車ほどの大きさの車型掃除マシンなどが主力商品のようだ。
そんなニルフィスク社だが、かつてはオートバイを生産していた。北欧バイクメーカーというとスウェーデンのハスクバーナが有名だが、デンマークでもこのニンバスタイプが1932年から1959年まで生産されていたという。
■スペック
モデル名:Nimbus Bumble Bee メーカー:フィスカー・アンド・ニールセン 生産年:1938 気筒数:4 排気量:746 重量:N/A 最高速度:60mph 馬力:20hp
特徴はやはりなんといってもサイドカーの独特なフィルムだ。葉巻型に均等が取れた形状、独特なカラーリングはどこか可愛らしい。
駆動系に関しては4気筒空冷746ccエンジンを搭載し、シャフトドライブを採用。20馬力を発生し、サイドカー状態で大体100km/h程度は出たようである。
最終的には10000台以上生産され、市販のみならず警察や軍にも納入されたという。
ニンバスの歴史については以下が詳しいNimbus Motorcycle History
コメント