【下北沢】ランチ食べ放題中華として唯一無二「香港餃子酒場」コスパは最高クラスか

グルメ

大陸感強めだが居心地は悪くない店

下北沢西口、鎌倉通りを北上していくと郵便局があるのだが、その眼の前にあるのがこの「香港餃子酒場」だ。如何にも、な名前だが微妙に駅から遠かった為開拓が遅れ、この度やっと訪問することが出来たので記す。

■店舗情報

店名:香港餃子酒場 下北沢店
住所:〒155-0033 東京都世田谷区代田6丁目7−24 1F
営業時間:木曜日、11時00分~0時00分
公式HP:N/A
メニュー例:日替わりランチ900円、その他ランチ980円、生ビール中380円他
喫煙:不可(多分)

入口から店内の様子はほとんど伺い知る事が出来ないが、エントランス部分を通って突き当りを左に進むと「食堂」が出現する。食堂と表記したのは、その空間があまりにも「合宿所の食堂然」していたからだ。窓が無く天井むき出しの空間に、DIY感ある照明がぶら下がっておりBGMは無。二流ホテルの払い下げ品のようなチープなビニール椅子のテーブルが8個ほど密集している。

そして何よりもこれ、部屋の一角には「ブッフェコーナー」がある。台の上には様々なジャーやらサラダやらの什器があり、自由に取れる様になっている。大学の合宿所の雰囲気としか言いようがない。

これに、「壁に大量に貼られた猫のシール」「読めそうで読めない中国語(繁体字)」「謎の大陸段ボール」などが大陸感をトッピング。そして先客には黒タートルネックに黒ジャケの、中川家弟のような華人。北京語でハンズフリー会話をしている。正直雰囲気はやや怪しい店の出来上がりである。

青椒肉絲定食:980円

とは言え、実態としては中目黒にも店舗のある普通の中華。最近はデリバリーの方が多いようだ。

メニューは典型的華人系中華ということで非常に多い。ちなみに店員は全員華人系。特に目ぼしい物は無かったが、なんとなく青椒肉絲を注文。システム的には日替わり=900円、それ以外=980円という分かりやすいシステムである。(この日の日替わりは汁なし担々麺と生姜焼き)会計時も自己申告制で、「日替わりorそれ以外」で聞かれるのでそれだけ覚えておけば無問題。また食べ放題についての説明も無い。水も出てこない。全てセルフサービス

で、ここからが本題のランチ食べ放題システム。

・米
・麻婆豆腐
・サラダ(ドレッシングは2種)
・ザーサイ
・味玉
・卵スープ
・デザート寒天

がこの店では1時間セルフサービス食べ放題である。なおオプションではなく、ランチでは上記2種の価格に含まれる。

味としては、米は至って普通。店内には無造作に「みやざき」と書かれた30kg米袋が大量に積んであったので、恐らく米は宮崎産なのだろう。麻婆豆腐はシンプルながら辛さがやや際立ち、中国風といった感じ。特別な味わいは無いが、これだけでご飯2杯は普通に食べれる。サラダは意外にも新鮮、かつキャベツ+レタス+人参その他という内容で千切りキャベツ〜という訳ではない。ザーサイも中華系スーパーにある本土品のような大味だが旨いという代物。味玉は表面だけ醤油に付けたほぼただのゆで卵。卵スープが個人的には以外で、しっかり味付けられた美味しいものだった。寒天は無味。

使える椀が小さいものしか無いので、麻婆豆腐を気に入ると何往復もすることになる。具材はかなりシンプル目だが、しっかり辛い。味噌感は少ない。

メインの青椒肉絲はボリューム多め。肉は程よく脂プリプリでピーマン、タケノコも普通に美味しかった。先に麻婆豆腐を食べ過ぎるとかなり厳しい事になる程度には量がある。飾り気は無いがネガも無い逸品。

デザートの寒天はほぼ無味だが、妙に食べたくなる食感。白と黄色の二色展開だ。

総評

おすすめ度:★★★☆☆

デリバリーがメインなのか、夜の居酒屋営業がメインなのかは不明なのだが、いずれにせよ最も利用価値が高いのは店舗ランチだろう。下北沢において、食べ放題系で1000円切る店はここ以外あるのだろうか。味に関しても決して悪くはない、というレベルなので気分的に「(殺伐感含め)中国感じたい」「大量に麻婆豆腐食べたい」場合はここが一番良いだろう。BGMが無い上、客がほぼオッサン。

飲み屋としてもイケる可能性があるので、次回以降は夜入店を試みたい。

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