事実、感
最近、『映像の世紀』HDリマスター版を購入したりNetflix『DARK』を一気味したりとドイツ語コンテンツに触れる機会が増えていたので何となく鑑賞した。
結論から言うと『1917』のようなギリギリの緊張感やエンタメと言うよりも、より兵士の無常感にフォーカスしたような内容で見ていて辛い。
オリジナルの1930年公開白黒版は冒頭だけ見たことあり、少なくともオリジナル版冒頭は結構笑い所もあったような気がしているのだが本作はその様な要素は一切ない。とにかくシリアスというか、淡々としている。
一番最後のエピローグで表示されるように開戦早々塹壕戦に移行し、その後延々と数百メールの前線を奪う為に数百万が死んだとういう構造は良く映像化されていると言える。具体的な表現に関しては「+16」という事である程度ソフトに抑えられている為か、毒ガスや塹壕足の直截表現は避けられたように見える。(肉体欠損などが正確に緻密に描かれているのは当然として)
約2時間半と長い映画だが、2時間辺りまでとそれ以降で大きく話が動く。ここの切り替えもなかなか見ていて斬新だった。
おすすめ度:★★★★☆
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