閑古鳥が鳴く京王線沿線タウンで安定を求めるなら
めじろ台にはハッキリ言って何も無い。法政大学など極々一部の大学生であれば多少関係あるが、一般市民がこの駅に立ち寄る理由は基本的に存在しないと思われる。唯一あるとすれば、「二郎めじろ台店」を巡礼的に訪れる程度だろう。高尾山に登るとて、この駅で下車する理由は基本的に存在しない。
ただし。
バイクに乗っているのであれば、補給地点としてめじろ台に降り立つ可能性はやや生じる。
・超シンプルな街構造、一応栄えているエリアがある
・DAISOが入っているスーパー
・交通量が少なく、程々に幅のある道
・通行人が少ない
と、その辺にバイクを止めて小休止するには丁度よい条件を一応備えている。
数分の距離には温泉テーマパーク「竜泉寺の湯」があり、相模湖方面からも近くツーリングとの相性は比較的良い場所となる。
今回はそのめじろ台でも恐らく最も新しいと思われるラーメン屋「かくれんぼ」に立ち寄ってみた。
めじろ台の中心部「めじろ台ショッピングセンター」の裏にある。路面には入口しか無いのでやや分かりづらいが、そもそもめじろ台には店が少ないので間違うことは無い。
建物自体は古いが、店構えは完全フルリフォームといった風でまだ真新しい。2022年OPENとのこと。
雰囲気的に中華寄りな感じがするが、ラーメン自体はモダン寄りである。
もういいよ=営業中。
写真映りがやや悪いのだが、ラーメンは明るめだ。11時〜17時と長めの営業時間で、15時以降はほぼほぼ客足は無くなると予想。
ということで、15:45に入店。客はゼロ。階段を上がって店内に入ると、券売機がある。札は1000円のみ対応。両替可能。全席カウンターで、8席ある。客席間はゆとりがあり、かなり広々した店内。店内の小窓からは製麺機が見える。
窓際は、外からの西日が強く店内に降り注ぎ暖かい。めじろ台が極めて静かな街なので、店内に誰もいないと妙な静謐感でいっぱいになる。
厨房ではハーレーに乗ってそうなマスターが一人で切り盛りしていた。厨房が広くて清潔感に溢れている。
■店舗情報
店名:中華蕎麦 かくれんぼ 住所:〒193-0833 東京都八王子市めじろ台1丁目9−1 2階 営業時間:11時00分~17時00分 公式HP: メニュー例:濃厚つけ麺1100円、醤油ラーメン900円、豚ネギ丼350円 喫煙:不可
「豚ネギ丼」+「特性濃厚つけ麺」(のり・味玉・チャーシュウ増)
取り急ぎ、この店の全力が知りたく丼とトッピングマシつけ麺を選択。客はゼロだがマスターが一人なので、しばらく調理してからまず「豚ネギ丼」が届いた。
ごま油がふんだんに振りかけられたネギとチャーシュウ、のりとウズラというオーソドックスな内容で、ややネギ成分が高い。ネギ好きには堪らないだろうが、味付け自体はかなりシンプル。つけ麺が濃厚という事なので、つけ麺と一緒に食べる方向で位置待機する。
手際よくかなりテキパキした動きでマスターからラーメンが届く。客がいないので、湯で時間+盛り付けという感じで長く待つ感じでは無かった。「特製濃厚つけ麺」(1300円)。同時に、スープ割用のポットも提供されるのでかなり気が利く。
内容としてはのり3枚、味玉、めんま、かなり大きめにスライスされた薄型チャーシュウ2枚、かいわれ大根、謎のジュレというもの。麺は平麺のつるつる系で、200g無いくらい。丼はまあまあ大きいが底上げされている。
スープは濃厚で魚介系のダシをやや感じる。唐辛子は最初からオンされているが、辛みはほとんど感じない。
麺を投入すて食べると、麺が驚くほどツルツル系で掴みづらい。というのはまあ良しとして、自家製麺だけあってやたらと麺が新鮮な感じがする。口触り、喉越しは非常によく、適度に濃厚なスープと相まってシンプルに美味い。スープは良くある味なのだが、麺がかなりツルツルなので程よく絡まり上品な味わいとなっている。
肉、関してだがこれがかなり美味い。そこそこ薄くスライスされている、大きめの豚肉なのだがラーメン店のチャーシュウとは似つかない丁寧な作りとなっていて、これ単体で食べてもかなり美味いのでは、というレベル。味付けは控え目で、肉本来の旨味がかなり全面に出ている。食感はかなりソフト、ホロホロでな無い程度に締まっており、正直無限に肉だけ食べられるレベルだ。これは美味いぞおお。
味玉も中々で、丁寧に作られているオーラが食感から伝わってくる。
総評
おすすめ度:★★★★☆
まず価格についてだが、都内の麺屋がどんどん値上げしており1300円でフルセットと考えるとやや安いように感じた。場所的にも、当分この価格を維持してくれるとありがたい。
今回はつけ麺だったが、恐らくラーメンは淡麗系となるので、つけ麺とはかなり評価は異なるものになりそうだ。
めじろ台という辺境エリアに万が一漂流してしまった場合の避難場所として、是非オススメである。
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