ロンドンといえば、なビール
ロンドンでエールを勧めるなら、ほとんどの人がまずこの『ロンドン・プライド』を挙げるのではないだろうか。ロンドンの老舗、フラーズ社が販売するこのエールは英国内外問わず数々の賞を受賞しまくっている超有名エールにして、現地での体感的にももっとも人気があるエールだろう。ロンドンの大抵のパブに行けば、この銘柄のタップを見ることができる。(敢えて置かない店も勿論あるが)
エールとしては滑らかで、香りもそこまで強くなく、極めて飲みやすいのが特徴的な、いわばスーパーエール。日本人にもオススメできる、まず間違い無いのがこのエールだ。
液体の見た目も渋すぎる濃麦色で、暗い照明のオーソドックスなパブでの見た目の渋さは驚異的。映え狙いならまずロンドンプライドを1パイント頼んでおけばほぼ問題ないだろう。
缶タイプを試してみた
一般的には普通に常温で飲みますが、缶タイプを冷やしても美味いのが最強エールの王者の証だ。
キンキンに冷やした缶のロンドンプライド500mlを水分補給とし風呂上がりに一気に飲む。これが実に最高なのである。願わくば、温泉サウナで完全な状態になった上で、このロンドンプライドを頂きたい・・それを当面の人生の目標に生きて行こうと思った次第ですらある。
名前 ロンドン・プライド
タイプ イングリッシュ・ペールエール
原産国 イギリス
アルコール度数 4,7
価格 テスコ価格で£1.7 = 250円くらい(つまり安い)※2022年価格
試飲付きの工場見学は20ポンド
ロンドン中心部からそう遠くない場所に、グリフィンブリュワリーというこのビールを作っている工場があるのだが、なんと工場見学をやっている。月〜土の11~15時までやってるみたいなので、これは必見かもしれない。所要時間は90分。
結構近い。
一般的なロンドン市民の食卓風景
ロンドンの食卓、そこにはいつもロンドンプライドがあるのだった。
超強烈でも甘いわけで、苦すぎるわけでもないので何にでも合うのがロンドンプライド。
テスコの80%引きになった半分溶けている野菜と、謎の素材で作られたシンセティックカルボナーラ、ディスカウントされた肉塊(これは本当に有り難い)等々、ロンドンの慎ましい食生活においてはやはりビールは主役であり、旨くなくてはならないのである。
ただし、ロンドンのテスコで売ってるの他のビールに比べ、若干高いので常飲という訳にはいかないかもしれない。しかしそこがまた良く、ロンドンプライドより高いビールはいくらでもあるのにロンドンプライドはなぜか所有欲を満たしてくれるのだ。
ちなみにロンドンプライド、ほとんど見ることは無いがバリエーションもあるようなので、また現地に寄った際はそれらをコンプリートしてみたいと思う。
コメント