抜群の安定感ある庶民タイ料理屋
東西線八丁堀駅から徒歩3分程度の場所にある小さなタイ料理屋「バンコック ポニー食堂」。道に面していて発見しやすい、比較的歴史のあるタイ料理屋だ。筆者が以前、中央区民だった際に週1で通っていたタイ料理屋で、自宅が遠くなった今も時たま猛烈に食べたくなり赴く事がある。理由は、「全てが丁度よい」から。改めてその魅力に迫ってみたい。
店内はウッディーな内装とややレトロなタイグッズで飾られており、さしづめ裏原の屋台タイ雑貨店といった塩梅。公式サイトいわく
タイの公営団地をイメージした店内でどうぞおくつろぎください。
とのこと。しっかりとプミポン国王(X様でなく)の肖像が飾られている。ホールスタッフは基本タイ人おばちゃん。平日昼は周辺オフィスのサラリーマンで普通に混む。
メニューは多すぎず少なすぎず、丁度よいバラエティー。また価格も徐々に上がってきているが、内容を考えるとまだまだリーズナブルと感じる。800~950円がランチ代のレンジとなる。
夜営業もあり、タイ酒も取り扱っている。なお昼どきでもランチミニビールがあり、かつては100円で提供されていた。
■店舗情報
店名:バンコック ポニー食堂 八丁堀店 住所:〒104-0033 東京都中央区新川2丁目12−17 マルコウ八重洲通りビル 1F 営業時間:11時15分~22時00分 公式HP:https://bkk-pony.com/ メニュー例:カオマンガイランチ900円、ガイガパオランチ850円、生ビール490円他 喫煙:無
カオマンガイ大盛り(1000円)+ミニグリーンカレー(200円)
バンコックポニー食堂の特徴として、入店した後自動的にサラダとデザートが水とともに提供される事が挙げられる。注文前にランチセットが自動的に出てくるシステムで、ある種効率が良い。
なので、基本的な流れとしては
入店→着席→メニュー見る→すぐに水と共にサラダ+デザートが来る→注文→メイン料理が来る
という流れになる。
ランチも毎日11時〜17時とかなり気前の良い設定なのが非常に助かる。
セットメニューとしては、ミニサラダ+スープ+デザートとなる。サラダは上記画像の通り小さめだが、必要最低限の野菜感はある。ドレッシングはフレンチ系。
そして非常にオススメなのが、デザートの小粒ココナッツタピオカのサークーナムガティ。これが激ウマで無限に食べられるレベルで美味。濃厚なココナッツ汁と小さくほのかに甘いタピオカ粒の相性が抜群。他の低価格タイ料理屋でもここほど美味い店はなかなか無いのではないだろうか。
そしてセットメニューのスープはネギが入ったチキンブロス風の優しい味スープ。若干ナンプラー感がありやや酸っぱいので、カレー類には非常に合う。
そして今回は「ミニグリーンカレー」(200円)を別注文。茶碗一杯分の米にグリーンカレーが乗っている一品で、量も意外と多い。具だくさんで鶏肉も大きい塊がたくさん入っている。
メインとしては今回はカオマンガイご飯大盛りを注文。デフォルトで鶏肉がかなり多いので、ご飯を大盛りにすることによって丁度よいバランスとなる。結果、かなり量は多くなる。パクチー量はご覧の量なので、パクチー摂取したい場合はパクチー大盛りにするとよいだろう。
美味い。間違いなく美味い鶏と米。
グリーンカレーもスプーンが止まらなくなるレベルで旨く、これは毎日でも食べたい。やや甘みを中心としたバランス型のカレーで、辛すぎるというようなことは決してない。
卓上調味料はタイセットとなっており、ナンプラーや謎の酢、香辛料が揃っている。味変したい場合もそこそこ自由度が高いのが良い。
総評
おすすめ度:★★★★★
誰がなんと言おうと、東京での個人的ベストタイ料理屋。店員のタイ人おばちゃんが極上の微笑みで出迎えてくれるので、外食苦手な人にもオススメできる。とにかく行って欲しい。
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