ある意味現在のバイクブームの火付け役
Ninja250Rといえば、直近の250ccのフルカウルスポーツブームの走りとして有名。
ZH2が初車検となった際、プラザから代車として用意されたのがまさかのNinja250Rだったのでここぞとばかりに色々走らせてみた。
その結果わかったのが、「全然楽しいじゃん」という事。全然いけます、Ninja250R。
諸元・外観
主要スペックは以下の通り
■スペック
全長x全幅x全高 (mm) | 2085x715x1110 |
---|---|
シート高 (mm) | 775 |
車両重量 (kg) | 248 |
排気量 (cc) | 2.7 |
気筒数 | 2 |
最高出力(PS) | 31 |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
最大の特徴は何と言ってもこの「顔」。
パッと見ややいかついが、中のライト部分はより目でやや丸みを帯びており、どこか可愛らしい。
時代を感じさせる、柔らかな曲線が古臭いデザインであることを思い出させる。(と言っても発売は2008年なのだが・・・)
一方、サイドから見ると十分な車格を感じさせ、現行におNinja250と比較しても遜色ない存在感を発揮している。
この代車、マフラーがヨシムラに換装されていた。
音は現行Ninja250のノーマル車よりもかなり低音感が強く、脈打つような振動を感じることが出来る。
代車という事でお世辞にも外装は綺麗な状態では無かったが、特に問題なく乗ることが出来た。
フロントフォークの錆が酷いが、乗り心地は予想以上に良く、沈みすぎずかと言って決して固くなく、シートが78cmのパラツインということもあり極めて良好な足つきだ。車体がかなり軽い事も良い方向に働いている。
パネル類は完全アナログ。この車両、何年式かは不明なのだが少なくとも2008年以降の製品のはず。にしてもこの雰囲気、昭和を感じてしまう。当時の新車価格はZX25Rの半分くらいだったはずなので、全体的にチープ感は否めない。
特に燃料計は全く機能しておらず、改めて現代パネルの残り走行可能距離表示の有り難みを強く感じる。
走行距離は38299キロと中々のもの。スピードメーターが200km/hまであるのが頼もしい。
レッドゾーンは13000回転から。
実際に乗ってみて回してみると、4000回転くらいから限界感を感じ始める。サイレンサーが換装されているからか、とにかくパルス爆音が半端なく、また6000回転くらいから車体の振動がかなり大きくなる。メーター的には10000回転でもまだ余裕があるはずだが、高回転域で車体が逆に安定するなどは特になく、かなり無理を感じる結果となった。
31馬力なので街乗りでは十分。丁度よい速度帯で遊ぶには十分なスペックと言えるだろう。
コメント